アキアカネ

ここ数年のバス釣りの中でバスがトンボを捕食している場面を何度も目撃しました。
産卵のために低空飛行しているトンボを狙って水面付近にいるバスはやる気満々でライズがあった場所にポッパーをプレゼンテーションすると何の躊躇も無くバイトしてきます。
昨年の晩秋に某野池で浮いていた時のことです。
水温も下がってきて葦際にタイトに打ち込んだポッパーへの反応もイマイチでバスがトップで釣れるシーズンも終わりかと思っていたときに１匹のトンボがワタシのフローターから２メートル程のところに落下してきました。
水面でもがいていたトンボでしたがチョット目を離した隙に大胆にもバスが捕食したようで残っていたのは水面に残る波紋だけでした。
渋いと思っていただけにチョットびっくり、すかさずフライボックスの中のトンボフライに結び変えて浮かしておくと何の前触れもなく「カポッ」と食いついてきました。
初夏のシオカラトンボと秋のアカトンボはかなり効きます。

マテリアル
フック：マルト製のポッパーヘッド用の４号、６号
ボディ、テール：ジョイントマット
ウイング：ＳＵＰＥＲ　ＨＡＩＲ（ホワイト）
アイ：ドールアイ

使用するマテリアルは１００円ショップで買ってきた「ジョイントマット」です。
このジョイントマットはＥＶＡ樹脂で出来ているのでスレッドで巻き止めてもよほどのことが無い限り切れる事はありません。
ＥＶＡ樹脂と言えばロッドのグリップに使われている素材なのですが３０センチ×３２センチの物が２枚セットで１００円なんですから１００円ショップはフライマテリアルの宝庫ですよね。
またその表面のボツボツしたところを残してカッターナイフとシザースで成形してゆくのですがフライを作っている（巻いている？）というよりも楽しい工作をしてるという感覚です。
フックはマルト製、同社のネット通販で大小織り交ぜ５００本ほど買ったポッパー用の４号と６号を使用しました。

最終的な工程に入ったところです。
ウイングはＳＵＰＥＲ　ＨＡＩＲのホワイトを使用、付け方はボディにダビングニードルで穴を開けてボビンスレッダーを貫通させ、スレッドをボビンのパイプに通す要領でＳＵＰＥＲ　ＨＡＩＲを通します。
通した後に適当にフレアーさせウイングの根元に瞬間接着剤を少量たらして固定します。