レストア日記　１６



注文しておいたタイヤ、チューブ、リムバンドがやっと届きました。
タイヤはダンロップのＴＴ100ＧＰというビンテージバイクにはよく合うタイヤパターンです。
仕事のほうも午後からヒマになったので気合を入れてタイヤ交換することにしました。



とりあえずフロント側からいきます。
タイヤの状態はというと、ほとんど減ってないです。
このピレリのタイヤはスクランブラーにとてもマッチしていて気に入っていたのですがここまでヒビが入っていたらかなり危険ですからね。



予想はしていたけど相当な力仕事です（汗）



格闘の末何とか外せました。
リムの状態は全体にサビは出ていましたが特に致命的な箇所はなく安心しました。
ワイヤーブラシでひたすらサビ落としします。



気休めかもしれませんがサビの再発生を防ぐためにシルバーのスプレーで塗装します。



リムバンドと新しいチューブを見ながらシルバーのスプレーが乾くまでしばし休憩です。
外すだけでもあれだけ大変だったのではたして新しいタイヤをはめることが出来るのか心配になってきました（汗）



リムバンドを取り付けてからタイヤのはめ込み作業にかかります。
一時間ほど格闘してやっと片側がはまりました。
ここまでくれば一安心ですがリムとタイヤの間からチューブを押し込み、バルブを手前に引き出すのに一苦労です。
チューブを傷つけないように注意しながらビードを入れ込みます。
最後は腕力の勝負でした（汗）

ドカに取り付けエアーを入れます。
手で回してみたらセンターがずれているだけでなく高さも均一になっていません。
空気圧を低めにして軽く走ってきたら収まるところに収まるだろうと楽観的に考えていましたが、実際に走ってみたら馬に乗っているみたいです（大汗）
エアーをかなり抜いた状態で歩道を押したり、ブレーキ掛けたり、再度ジャッキアップしてビードの収まりを手で押して調整したり、エアーを入れたり抜いたりしながら少しずつ調整していきます。
いや〜、チャリンコのタイヤ交換みたいに簡単にいかないものですね。



なんとかセンターが出たのでひとっ走りしてきました。
新しすぎて逆にコーナリングに不安がありますが直に馴染んでいくでしょう。
それでも交換前と比べたら桁違いの安心感があります。

日没までまだ時間はあったのですがリアタイヤまでやる体力と気力が残っていませんでした（泣）





つづく