レストア日記　９



グリップもとっておきの新品に交換し、ハンドル周りも仕上がりました♪



さて、問題のキャブですが以前補修した部分がどのようなっているのかバラしてチェックしてみました。
ＧＭ-8300という接着剤は本当に溶接したくらいの強度があります。
常にガソリンにさらされている部分なのですが特に問題は無いようです。
ということは先日補修した箇所も大丈夫でしょう、多分。
しかし、このキャブレターは満身創痍です、各パーツは大丈夫なのですが肝心のケースがかなりきてます。
老眼鏡をかけてマジマジと観察すると細かいクラックがいたるところに入っていますからねぇ。



早起きして取り付け作業に掛かります。
スクランブラーのガソリンタンクはフロント側がボルト２本と、後ろはフックに引っかけるだけという構造です。
後ろのスプリングで引っかけるようになっている留め金を外せばタンクの後部を少し持ち上げることができます。
持ち上げてた状態でタオルか何かを挟んでおけばキャブレターの取り付けが容易にできるのでわざわざタンクを外す必要がありません。
これも機能から生まれた形なんですね。



恐る恐るコックを開けてみます。
しばし沈黙・・・・・・・・・・・・・・う〜む、漏れてないです（汗）
これでいつでも走れる状態になりました♪



キャブセッティングは先日調整したままなのですぐにエンジンが掛かるだろうと思ってキックしてみます。
２回目までは今にも掛かりそうな感じだったのですが３回目のキックで「スコ・・・・」と抵抗が無くなってしまいました。
「ウソだろ・・・、勘弁してくれよ。」
再度キックしてみるも結果は同じ、多分ピストンリングが折れてしまったのでしょう。
折角ここまで仕上がって来たのに・・・、こうなってしまうともうワタシの手には負えません。
部品は手に入ったとしてもさすがにエンジンを開けて作業する場所がありませんからね。
海外に出かけている某ＳＳのＭ氏の帰国を待つしかなくなってしまいました。
はぁ・・・。



その様子をグレイ（♀猫）だけが見ていました（汗）





つづく