鳥肌について考える

ここにきて急に寒くなりましたねぇ（２００４年１月９日午後５時現在）
寒さを感じると鳥肌が立つじゃないですか、あれってなんでだと思いますか？
実は人間に限らず毛の生えている生き物の持つ防衛本能なんですよね。
そのメカニズムは毛穴の中の毛を横から支えている立毛筋というものがあってその立毛筋が外的な刺激により収縮することで起こるのです。
ワタシのような毛髪のプロは「「鳥肌」とか「寒イボ」とか「チキン肌」なんていうアマチュアな言葉はまず使いません。
たとえば業界の人と会話する時などは・・。
「いやぁ〜、今日は寒いっすねぇ。」
「ホントですねぇ、寒くて立毛筋が収縮しちゃいますよね。」
「そうっすね。」
なんて具合に普通に使ったりするんです（←うそです）

立毛筋が収縮することで毛が根元から立つ訳なのですが毛が立つことによって毛と毛の間に空気の層が出来るので体温低下をある程度防ぐことが出来るのです。
もっとも我々のように「毛の無いサル」はあまり関係無い（一部の毛深い人を除く）訳なんですが・・。
さらにそれだけではなく感情の昂ぶりや生理的な部分でも反応する場合があります。
ものすごく感動した時やびっくりした時などに鳥肌が立つのもこの理由なのですが多分自分の知識や感覚では理解出来ない物や正体が分からない物に対して体が反応してしまうのでしょう。
「今日は朝から何を見ても何を聞いても鳥肌が立ってゾクゾクしてしまう自分って感受性が強いのかしら？」なんて言っているそこのあなた、多分風邪のひき始めだと思うので医者に行ったほうがいいと思いま(｡oﾟ) ☆ﾊﾞｷｯ＼(-_-;)

余談ですがワンコの散歩中に突然出くわした猫が「フーッ」といって背中の毛が逆立っていたりシッポが太くなっている場合はマジでびっくりした場合や自分の体を少しでも大きく見せようとするのと同時に威嚇しているので危険な状態です、逆に猫ではなく犬が鼻に縦じわを寄せて背中の毛が逆立っているときはマジで怒っているので「寒いの？かわいそうに・・。」なんて言って撫でようとすると必ず噛まれるのでうかつに手を出すようなことは絶対にやめましょう。