デジカメを購入するのはこれで３台目です。
最初が初代のサイバーショット（３５万画素）こいつはウォークマンのバッテリーを流用しているうえにファインダー無しで液晶画面を常に点灯させているにはちょっと無理があるようでヘタをしたら数分でバッテリーダウンしてしまうのです。
しかし自分で撮った画像をパソコンに取り込んで加工できるなんて夢のようなことを可能にしてくれるツールなのですから、バッテリーの持ちが悪いなんていうことは当たり前のことだと思ってました。
もともとＳＯＮＹ製品は好きなので良かろうが悪かろうが「買うならＳＯＮＹ」と決めているのわけで、２代目のサイバーショットＤＳＣ−Ｆ55は発売と同時に買いました。
２００万画素を超える高画質とレンズのフレームに刻まれた「Ｃａｒｌ Ｚｅｉｓｓ」の文字、インフォリチウムの機能に付け加えてＭＰＥＧ動画が撮れるとなるとこれはもう「お願いしてでも売っていただく」くらいの価値のあるものです。
ＳＯＮＹ製品は実際に使ってみてもデザイン、質感共に所有することに対する満足感を与えてくれるのです。
ＳＯＮＹのお家芸はたとえばバッテリーを挿入するときなど些細な時に感じることがあります。
フタの開閉も組み込まれた小さなスプリングで「カチッ」っと決まるし、フタを開けてその中を覗いてもデジカメ自体が細かな部品の集合体であることを窺い知ることができます。
サイバーショットを選んだもうひとつの理由は「自分撮り」が出来ることもあります、レンズ部分はクルッと１８０度回転するのでモニターで立ち位置を確認しながらセルフタイマーで撮れるということは一人での釣行が多い私にはとてもありがたいことです。
バスを持ってニヤけた写真を何枚撮ったことか・・。
年間５０回以上の釣行を共にし数々のビックフィッシュ（？）を記録し続けてきたサイバーショットＤＳＣ−Ｆ55は私にとって無くてはならないツールのひとつです。
ところが先日このサイバーショットＤＳＣ−Ｆ55にも強敵が現れたのです。
ＫｏｄａｋのデジタルカメラＤＣ3800 （２１０万画素）です。
卸し関係の仕事をしている友人が閉店することになった納品先から引き上げてきた品物を持って仕事帰りにカットをしにきたのです。
「今日は凄い荷物だね」と聞くと「閉店した得意先からの引き上げ品なんですよ」ということです。
「デジカメとかもあるんですけど見てみます？」と聞かれればリアクションバイトしてしまう私です。
「えーと、そちらのバックには同じデジカメが５個ほど入っています」
「どれどれ、これ？随分小さい箱だねー。」
開けてびっくり「小さい・・。」ＩＸＹとまではいきませんが胸のポケットにすっぽり収まるサイズです。
ボディーも一応金属（バッテリーのフタを除いて）で出来ているのですが、持ってみると意外と軽い。
一番気に入ったのは電源がどこでも手に入る単三電池２本で使えるということです。
モニターの電源をＯＦＦにしても撮影するときはファインダーを覗けば可能な訳でそうすることでバッテリーの使用時間が飛躍的に伸びることはある程度想像は出来ます。
今まではサイバーショットのように電源をＯＮにすればモニターが常時点灯することが当たり前だと思っていたのでこいつはひょうたんからコマ状態でした。
「えーと、こいつの記憶媒体はコンパクトフラッシュですよね、そういえばちょうど３２ＭＢのコンパクトフラッシュ持ってますし、ＰＣカードアダプターもありますからもしよかったら差し上げますよ。」
「で、デジカメ本体はいくら？」
「うーん、店頭売りで３５０００円くらいだったみたいですからそうですね、２００００円でいいです。」
コンパクトフラッシュは欲しい、いくら差し上げますよと言われてもこいつだけくれとは控えめな私の口からは言える訳が無い、あくまでもデジカメの付属品として差し上げると言っているのだからおまけとしていただくのが筋だろう・・。
しかし待てよ、コンパクトフラッシュの３２ＭＢとＰＣカードアダプターがセットになった物がＩ・Ｏ ＤＡＴＡ製で実売価格１万前後、３２ＭＢあればノートパソコンとデスクトップパソコンのデータ交換用のリムーバブルメディアとして使うこともできる、もともと欲しくて先日も買おうかどうか散々悩んで止めたのだ、もし１万円出して買ったとしたらデジカメ本体が１万円で手に入ることになるではないか・・。
私の頭に組み込まれた電卓はコンマ５秒でその答えを導き出します。
「買った！」即答
「・・・・でも引き上げ品なのに大丈夫？」
「伝票で適当に操作しますから大丈夫です。」
商談成立
先月から今月にかけてはクルマの保険の更新、バイクの保険の更新、月末は車検（３ナンバーで２トンを超えると車両税がめちゃ高い）、交通違反の罰金、カミさんの誕生日などで出費が多い上に、カーナビもそろそろ新しいのが欲しいし、＃７／８ロッドも欲しい、なのに何で予期していなかった物にリアクションバイトしてしまうのか・・・。
そういえば、釣りに行けないと「物欲」に走ると誰か言ってたなぁ・・。