欲しかった絵本

先日仕事が終わってから予約していた歯科医院に行ってきました。
約束の時間よりも早く着いてしまったのでビルの１階に入っている古本屋を覗いて見ることにしました。
店内に入っていきなり、視界の中に 「フライフィッシャーマ・・・・・・」
重なり合った本と本の間から見えるその文字は私に無関係なはずはありません。
手にとって見ると『フライフィッシャーマンの絵本　村上康成』
表紙の真ん中には見覚えのある可愛いヤマメのイラスト
「うわーっ、欲しかった本だぁ！」

以前「ＢＥ−ＰＡＬ」というアウトドア雑誌の中で紹介していた村上康成氏の絵本です。
「書店に行ったついでにたまたま売っていたら買えばいいや」と思い続けてはいたのですが、なかなかめぐり合うことがありませんでした。
「今更取り寄せしてもらってもなぁ・・・。」
初版から２年、そういえばいろんな書店に行くたびに探していたような気がします。
それがこんなところでお目にかかるなんて・・・・・。
定価１３００円が２００円
「いくら出してもいいから（せいぜい２０００円）欲しいとまで思っていたのに２００円は安すぎるぅ！」

歯科医院の待合室でべったり張り付いた２００円のシールの値札をゆっくり、ゆっくり剥がします。

「ＳＡＫＡＭＡさーん、どうぞお入りください」

「うーん、いきなり読むのがもったいない・・・・。」

「ＳＡＫＡＭＡさん、どうぞー。」

何となく呼ばれたような気がするが・・・・。