レストア日記 ３２



レストア日記の１９、２０で修復したシートですがスポンジが柔らか過ぎ具合が悪かったので改良しました。
今回用意したのは厚みが２センチあるスポンジゴム（300×300）を３枚と多用途に使えるクリヤーのボンドです。



まずモールとベルトを外しビニールレザーを剥がします。
素人が張ったシートなので容易に剥がすことができるかと思ったのですが接着剤の性能のお陰（笑）でそう簡単にはいきませんでした。
その後シートの土台からスポンジを剥がします。
両面テープでくっつけてあったのですがそのまま剥がすとスポンジがボロボロになってしまうのでカッターナイフで削ぎながら剥がしました。
魚を捌いている気分になってきました（笑）



丁度座る位置にスポンジゴムが当るようにします。
２枚で大丈夫かなと思ったのですが３枚重ねくらいが丁度良いかも。



こんな具合に収まります。



サイドの余った部分をカッターナイフで切り取り凹凸が無いように成型します。



レストア日記２０で使ったナイロン製のキルティングの中身に使う綿状のシートを今回は２枚重ねにしてくるみました。
前回は１枚でくるんだのですが集合材のようなスポンジは表面を平らに慣らすのが難しくビニールレザーを張ると光の加減によっては凹凸が気になりました。
今度は大丈夫でしょう♪



ビニールレザーを被せてとりあえず洗濯バサミで仮止めし、収まりを確認出来たところからボンドで貼り付けていきます。



今回も物干しから持ってきた洗濯バサミに総動員してもらってます。
このまましばらく放置・・・・。



モールとベルトを取り付けて完成です。
ドカに付けて座ってみようかと思ったのですが雨が降り出してしまったのでこのまま一晩放置することにします。
硬さの方は丁度良い感じになりました。
これで実際に走ってみた感じがどうなるか・・・。




数日後もう一度ビニールレザーを剥がしシートのアンコ抜きをしました。
硬さは丁度良くなったのですが信号待ちの時に腿の内側の当る部分の感触が良くなかったです（汗）
こういった部分が気になると精神衛生上よろしくないので早めにやり直すしかありません。
端の方を少し剥がしてみたら幸いにも中の方はボンドが完全に固まっていなかったです。
３枚重ねにしたスポンジゴムを１枚抜き取り２センチほど低くしたのとサイド部分のシートの型を整えました。
最初の段階で仮付け状態でのテストが必要であったと反省しました。
シートの座面がかなり湾曲する形状なのでこれ以上のアンコ抜きはビニールレザーの縫製をそのようにしないと横にシワが入ってしまって多分無理です。
しかし、2センチの違いは大きいです、ライポジがこれで決まった感じです。